治療の目的

病気の進行と治癒の関係の写真

 

病気の進行と治癒の関係

Ⅰ期症状の様に検査所見では全く異常がないけれども、なんとなく身体がだるい、しんどいなどといった場合はすぐに症状は改善します。
しかし、Ⅱ期、Ⅲ期症状の様に身体に負担が強い場合は、一定間隔で治療を継続していく必要があります。
すでに症状は慢性化している為に、急激に症状が改善して良くなると言うより、数回は改善しにくい状態、停滞期がありますが、初めは治療間隔をつめて、回数を重ねて行く事により、治療経過を順調に進めて行く事につながります。
この時の治療経過の指標になるのも脈診です。
脈の流れ、輪郭、堅さ、速さ、リズム、長さ、太さ、深さ、充実感など脈診治療家がしっかりと変化を捉え、病的状態を確認し、更に治療を進めていきます。
鍼灸治療は自然治癒力を引き出し、治癒効果を高めていきます。
病的状態が改善され、身体への負担が少なくなってくると、脈状も良い状態へと変化し、その結果として様々な症状の改善や消失が見られます。
主訴(一番つらい症状)以外に苦痛に感じている症状の好転もみられ、更に健康な身体に近づくにつれて身体の変化も実感できる様になり、健康な身体を取り戻す事で、症状は完全に消失します。
治療を継続していると、手足の皮膚がツルツルとして光沢が出てきたり、くすみが取れて色が白くなったり、肝斑やクマの改善、ニキビ、吹き出物の消失、生理痛や周期の改善、自律神経、うつ症状などの改善など・・・様々な病的変化が正常な状態に回復し、身体だけでなく、心まで生き生きとハツラツとしてきます。

臨床現場では、脈診により、西洋医学では説明の付かない症状に対して、東洋医学の病理学の視点から診断し、複雑に絡み合っている病的な状態を分かりやすく説明し、改善していく為の養生法も交えながら、治療を進めていきます。

平脈から→陰虚→陰実→陽虚 といった具合に身体の状態が変化し、エネルギーレベルが低下していきます。
そして、その上に気滞、気逆、水毒、瘀血、血熱,痰飲といった病理状態が複雑に絡み、悪さをしていくのです。
これらの病的な状態を改善する事で症状は根本的に治癒に向かいます。